フェイシャルパックとバラのラブ(長谷川桜子)

フェイシャルパック

自分専用のフェイシャルパックを作る方法

ときどきフェイシャルパックをしますと、皮膚の表面の汚れをひきだし、血行が促進されて、とても効果があります。お店では非常に多くのフェイシャルパック剤を買うことができますが、自分専用のものを手づくりすると楽しいものですし、またずっと経済的です。

肌質によって、ふきとる時間が変わる

あなたの肌がとても脂性の度合が強かったら、このパックをつけて、それがすっかり乾くまでおいて安全です。しかし、乾性肌の人の場合でしたら、パックをつけてから5分から10分後にふきとる必要があります。パックをとるには、脱脂綿をお湯にひたして顔をふいてカオリンやフラー土をとりさって、また新しい脱脂綿を用いて顔をすっかりきれいにします。パックの残りがすっかりとれたら、フローラルウォーターにひたした脱脂綿で顔をそっとふき、最後に顔にフェイシャルマッサージオイルを少しぬるか、あとでお話しする「バラのラブ〔すりこみ剤〕」をぽんぽんと少しつけるかします。

フェイシャルパックは月に一回

しかし、フェイシャルパックはそんなにひんぱんに行ってはいけません。それは、これが肌の汚れをひきだすだけでなく、皮膚の天然の油脂分までもとってしまうからです。フェイシャルパックをしすぎますと、肌をいっそう乾燥させます。いちばんよいのは、月に一回これを行うことだと思います。

フェイシャルパック剤

カオリンまたはフラー土 大さじ山もり1ぱい
水 大さじ2はい
透明な蜂蜜 小さじ2分の1ぱい
ラベンダー油 1滴
ゼラニウム油 1滴
これらをまぜあわせてできあがりです。

バラのラブ「すりこみ剤」

バラ油の治癒作用を活用する

バラ油の治癒作用を活用してあなたの体を守る力をつけながら、体をみごとに美しくし、神々しいまでの香りをそえてみて下さい。沐浴したあと、このバラのラブを顔と体に少しすりこみます。体の乾燥しがちなところにはとくに注意をこめてすりこんで下さい。

バラのボディーラブ

バラ油 20滴
ホホバ油 5ミリリットル
これらを50ミリリットルのナッツ油またはホホバ油などのキャリアオイルに加えてできあがりです。

眼のための湿布

ネロリ油かラベンダー油の湿布が効果的

眼が疲れたときや、コンタクトレンズのせいで、あるいはあたりにたばこの煙が立ちこめているせいで眼が刺激されたときには、ネロリ油かラベンダー油の湿布をすると、症状はすぐによくなります。ボウルに水を1リットルほど入れ、精油を1滴落としてよくかきまぜ、そこに脱脂綿を2枚ひたしてしぼってよぶんな水を切り、それを両眼にあてます。こうして、何か気分を鎮静させる音楽をかけて横たわり、30分ほどリラックスして下さい。

(注)湿布の水がコンタクトレンズに触れないようにして下さい。かならず、最初にコンタクトレンズをはずすことです。